旬の旨味と栄養が凝縮した”ホワイトアスパラのリゾット”
私の出身地の北海道では、毎年5月下旬ころからホワイトアスパラが市場やスーパーに出回り始めます。
ホワイトアスパラの食べ方は、茹でてオランデーズソースでいただくのがポピュラーですね。グリーンアスパラに比べて少し皮が厚く筋が感じられるものが多いため、皮を剥いて茹でますが、皮には旨味が凝縮されています。
そこで、剥いた皮を冷凍しておき、スープにして活用します。
今回は、冷凍保存しておいた皮の活用も兼ねて、リゾットでいただきます。
材料(2人分)
- ホワイトアスパラ(細~中) 4本前後
- ホワイトアスパラの皮(あれば、別途料理したホワイトアスパラを剥いた皮を冷凍しておいたものも追加して使用。なければ今回の使用分のみでOK)
- 米 1合
- 玉ねぎ 1/4個
- コンソメ 小さじ3
- ホワイトアスパラのゆで汁 500cc
- 白ワイン 大さじ2
- バター 20g
- 粉チーズ 30g
- 塩、コショー 少々
作り方
- まずホワイトアスパラの堅い部分を除き、下2/3くらい皮を剥き(この皮は捨てずにとっておきます)、1センチくらいの長さに切っておきます。
※堅い部分がどこまでか見分けるには、両手でポキっと折れる部分を根元の方から探っていってください。 - 先ほど剥いた皮と、別途保存しておいた皮をカップ3杯の水とコンソメ(小さじ3)で20分間くらい煮て、保温しておきます。
- フライパンを熱してバターを溶かし、タマネギのみじん切り(1/4個分)をよく炒めます。
- タマネギが透明になってきたら、お米1合とホワイトアスパラを加えて炒めます。
- お米が透き通るくらいになったら、白ワイン1/6カップを入れて軽く煮詰めます。
- 先ほどのスープを入れてコトコトと弱火で煮ていきます。スープは、水分がなくなったら足していく形で、3回に分けて入れていくのがポイント。
- 水気がなくなってきたら粉チーズ30gを入れてよく混ぜれば出来上がり!
お米に芯が残っているくらいがリゾットらしく、美味しくいただけますよ♪
弱火でだいたい20分くらいが目安ですね。
ホワイトアスパラが手に入ったら、ぜひ試してみてください!
ホワイトアスパラの働き
ホワイトアスパラも、グリーンアスパラと元は同じです。グリーンアスパラの目が出るある先に土を盛り、芽を太陽光に当てずに伸ばし、軟白栽培をしたものです。
なので、食材としての働きはグリーンアスパラと同じ。ただ、栄養価は通常栽培に比べるとやや劣るようです。
【栄養成分】
ビタミンA、B、C、カロテン、アスパラギン酸、ルテイン、アルギニン、等
【薬膳からみた性向】
- 性味:甘苦/微涼
- 帰経:肺脾
- 効能:補気、清熱、生津、利水
【働き】
- 口渇、むくみ
- 免疫力向上、血中脂質抑制
- 降圧
※薬膳での食材の性向はこちら→ 『食の「五味」、食の性質「四性」』
こんな方、こんな時に
薬膳的にみると、ホワイトアスパラガスは熱を冷まし、体内の水分の循環を促す働きがあると考えられています。
また、補気(気を補う)働きから、主に心肺機能や胃腸機能など臓器の働きを良くして自然治癒力を高める働きも期待されます。
このため、浮腫みのあるときや、気力が衰えているとき等に向いています。
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