健全美食生活とは

2021年6月30日

お伝えしたいこと

このブログは、国際薬膳調理師の運営者が、美味しい食事を健康に楽しむためのレシピや知識をお伝えするものです。

世の中には「健康になる」と考えられる食べ物や商品が溢れています。しかし、中には「健康になる」ために我慢を強いられる(例えば、不味いのに毎日摂らなきゃならない)モノも少なくありません。

でも、美味しくないものに1回の食事を費やしたり、我慢しながら食べたりって、その時はマイナスの感情が起きるワケですから、身体にとって良い働きをもたらすとは思えないんです。

様々な考え方があるでしょうが、食事の一番大事なことは「美味しい」と感じること、そしてできればその感情を誰かとシェアできることじゃないかなと思っています。
実際、神経系・内分泌系・免疫系は密接に関与し合っていて、幸せな感情は内分泌系に働きかけ、ホルモンの分泌を促し、免疫系にも好影響を及ぼすことがわかってきています。

このブログでは、筆者が実際に食べて美味しかったレシピを紹介しながら、そのレシピに使われる食材の働きや組み合わせによる効能を、薬膳(中医学)の観点からお伝えします。

また、このブログにおける食と健康の考え方の基になっている、薬膳(中医学)と分子栄養学についてもお伝えしていきます。

あと、使いやすい調理道具なんかも。

 

パンデミックといわれる状況下、自宅で食事をすることがとても多くなりました。

「こんな体調の時は何を食べると良いの?」

「この食材はどんな働きが?」

「〇〇をもらったけど、どう食べると美味しいかな?」

「健診でメタボと言われたけど、美味しいものは食べたいな」

「△△を食べ過ぎたけど、食べて良かったと言えるイイワケはないかな」

といったような時に参考にしていただけると嬉しいです。

 

食と健康については、薬膳の考え方に基づいています。
基本的な考え方については、こちらをご覧ください。

→ 薬膳の考え方~季節と体質で食事を考える

 

レシピとの関連について

各レシピの記事の終わりに、薬膳の面から使用している食材の性質を説明しています。体を温める・冷やす、どこの臓器に良いか、どんな体質の人に良いかなどが書かれていますので、レシピ選びの参考にしてください。

また、分子栄養学の観点から、食材に含まれている栄養成分についても触れています。

 

運営者Profile

ニックネーム:ふみさん

国際薬膳調理師。

私は30代の10年間、機能性食品原料の開発メーカーでマーケティングを担当していました。その時のミッションは、自社で開発した特定の機能性成分を如何に世に広めるか、ということ。当時普及を推進していたのは、キノコ由来で免疫を高める働きがあるという機能性成分で、主なターゲットはがん患者さんでした。自社開発の機能性成分が「効く」ことを訴求するため、医師や研究者に使ってもらい、サプリメントでは当時未開拓だった医療機関ルートの開発を推進しました。モノ自体の良さがあったのでしょう、臨床データや基礎研究のデータが集まり、多くの医師や研究者のネットワークを作ることができ、その甲斐あって大手のメーカーの製品づくりも手掛けるようになりました。

その間、ユーザーであるがん患者の方々と接し、補完代替医療の医師や治療家とも親交を深め、「何よりも大切なのは日常の食事である」ということを教えていただきました。
当時は自社の単一成分を売ることに躍起になっていましたが、健康や身体を作るのは日々の食事であり、サプリメントを薬のようにとることではないということに気づかされたのです。

そんなことから、機能性食品原料開発メーカーを退職して独立。治療家の故 町田久(福建中医薬大学名誉教授)から分子栄養学を学び、併せて中医学を勉強して国際薬膳調理師を取得。セミナーや講座の講師の他、多くの商品開発やヘルスケアサービスの開発に携わりました。

料理は独学で、日々研究中です。料理好きな母のもとで育ち、会社員時代から国内外での取引先との接待や、様々な旅行を通じ、味覚を鍛えてもらいました。

 

これから少しずつ記事をアップしていきます。
至らない点もあるかと思いますので、お気づきの点がありましたら、ご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

Posted by fumi-san